きままに

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『 グノーシア』クリア感想

評判になってたのでほぼノリで購入した『 グノーシア』をクリアしましたー!買ってよかった!

 

グノーシアはSFな世界でループを繰り返しながら人狼ゲームするゲームです。ループで人狼ってレイジングループみたいだな·····と最初は思ったんですけど、(というかそう思ったから買ったんですけど) 、やってみるとレイジングループは和風ホラーな雰囲気でグノーシアはSFなので世界観が真逆なのと、プレイヤー自身がキャラクター相手に人狼をプレイすることになるので結構違いを感じられました。どっちも面白いし。

 

 
キャラクターを相手にした人狼ゲーム

グノーシアの1番の特色は「プレイヤー自身がキャラクター相手に人狼ゲームができる」ことだと思います。1人で人狼ができる!リアル友達に人狼やろうぜ!って言えない·····って人や人間相手と上手くやれる気がしない·····みたいな人でもグノーシアなら人狼できますよ!

このゲームは経験値を6つのステータスに自由に振り分けることができます。人狼に勝っても負けても経験値が貰えるので(もちろん勝った方がたくさん貰える)、それで自分の思うように能力を上げていきましょう。とにかく誰かを凍らせたい(吊りたい)!って人はロジック、疑われたくないよ〜って人はかわいげやステルスを上げるといった具合です。人狼を全くやった事ない私でもステータスを上げればなんとかなりました。個人的なおすすめはカリスマです。みんなが自分にほいほい付いてきてくれるので·····。(積極的に上げたのはカリスマ、ロジック、演技力でした)

グノーシアのキャラクターたちは皆それぞれ行動理念みたいなものが違っていて、それぞれの考えで動くので臨場感もありました。同じ人たちの相手をずっとしているはずなのに勝ったり負けたり様々ですしループごとに役職変わりますし。

あと、1ループ(1ゲーム)が短めなので割とさくっと進めることができます。さくさくやりすぎてストーリークリア時222ループ目でした。これだけやってもまだ遊べる気がしているからすごいです。

 

 
魅力的なキャラクターたち

人狼やってて楽しかったのはやっぱり個性豊かな宇宙船の乗員たちの力も大きいです。SFな世界なだけあって喋るイルカ(イルカだよね?)の人もいたりして視覚的にも楽しいです。ここからはそれぞれのキャラクターたちの所感を書いていきます。

 

・セツ

相棒枠です。主人公と同じようにループ経験していて、最初から最後まで主人公と協力してくれます。敵対した役職同士でも協力してくれます。セツがグノーシア(人狼)だったときは夜に狙われにくいような気がします。たぶん。

ゲーム後半になってくると初手で凍らさせる率が高くなるような気がします。なんでだろう。誰彼構わず反撃してるからかな。それとも積極的に動きすぎなのかな。なので最後まで生き残ってる回数が少なかったかもしれません。

ストーリー最後は必見です。あんなん好きになります。

 

・ジナ

嘘が苦手な誠実な女の人です。嘘が苦手なので嘘をつく必要がある役職になった時は速攻バレます。人狼に向いていないタイプの、こういう状況じゃなければ周りから好かれるタイプの人なんじゃないかなー。

ジナは嘘は苦手ですが、直感が高めなので相手の嘘を見抜くのが得意です。主人公がグノーシアのときにやけに的確に味方を疑ってきたので精度が高い気がします。でも疑いを撒きすぎて逆に周りから疎まれるように仕向けることもできるので、敢えて生かして昼に凍らせたりとかよくやりました。ごめんなさい。

直感型は周りから疑われやすいような気がします。コメットとか。

 

・ラキオ

ロジック特化型のロジック人間です。めちゃめちゃ理屈人間です。結構よく喋ります。理屈っぽすぎて周りからとりあえず生ぐらいの感覚で疑われてよく初手で投票されて凍らされます。本物のエンジニア(占い師)やドクター(霊能者)だったとしても同じ役職の人間が2人以上出てきた時に真っ先に凍ります。どうして·····。味方だったら守るのが難しいですが、敵だったら愛しい存在になります(味方でも愛しいですが)。なんせ役職騙っても大体投票で勝てますし。向こうから協力を申し込んでくれる回数も多いです。グノーシアだと積極的に騙りにいきます。全力で守りましょう。カリスマがあったらたぶんなんとかなります。

すごいよく喋る結構嫌味も言うキャラなんですけど、流石はロジック特化型だけあってとても筋が通ったやつだと思います。あるイベントでのラキオはめちゃくちゃ先まで見通していてびっくりしました。頭がいいのは間違いです。たぶんラキオー!と心の中で叫んだ回数がいちばん多いです。

 

・SQ

演技力と可愛げが高い、嘘が見破られにくい魔性の女の子です。大体人間側で負けた時はグノーシアのSQが最後まで残ってました。できれば最初の方でSQを凍らせたいところなんですが、序盤は疑う材料が少なくて決定打が足りないので難しいんですよね·····。SQはSQ自身が守護天使(狩人)やバグ(エンジニアに調べられたらゲームオーバーな役職)のときはよく協力を申し込んできたような気がします。主人公が人間でSQがグノーシアのときもよく申し込んできます。見極めが難しいです。

ストーリーでのSQのイベントが、めちゃくちゃよかったです。とても好きなやつでした。SQ可愛い。本当はもっと書きたいけどネタバレになっちゃうので可愛かったとしか言えない!!魔性!!

 

・ステラ

ロジックが高めの温厚そうな女の人です。 キャリアウーマンというか優しいそうな秘書さんみたいな人です。よくこちらがグノーシアのときに人間の彼女に味方になってもらってました。ごめんなさい。(2回目)  ロジック高めの人って結構騙されやすいのかな·····。

ロジック高めなステラですが結構なロマンチストにみえました。彼女のバックボーンを知るとそれがなんだかとても素敵なことに思えました。エンディングの彼女が幸せになれるといいなー。

 

・しげみち

カリスマとステルスが高めのリトルグレイみたいな見た目した人間です。宇宙人ではないそうです。緩い見た目と言動によって彼が何を言ってもなんとなく許されてしまう雰囲気が形成されます。これがなかなか脅威です。私もカリスマを上げていたので、最終的にしげみちとの信頼度勝負になったりしたこともありました。しげみちが人間のときにどうみてもグノーシア側の人を味方をしていた姿をよく覚えています。そんな感じでよく騙されています。なのでこちらがグノーシアのときはその性質は得でした。あとしげみちは嘘をついたらすぐバレます。

ステラに好意を抱いていて、誰を凍らせるかの議論中唐突に「ス、ステラって、好きな人·····いるの?」とか聞いたりします。脈絡なく聞くのでステラも困惑するのが微笑ましいです。是非ステラの運命の王子様になってほしいです。なれるかなぁ·····。

 

・シピ

猫が好きすぎて猫になりたい男の人です。猫っぽく直感が高いです。何故か超序盤で敵と味方を見分けて協力を申し込んでいる姿を見たりもしました。どうやって見分けてるんだ·····。私が人間でシピがグノーシアになった時に結構負けてます。なんでだろう。猫の力かな。

猫が好きすぎて猫になりたいと思うだけならまだしも、本当になろうとしていてびっくりしました。本当に大好きなんだろうな·····。それを実行する技術もすごいですけど。あの走ってるイベントのあれを見てえってなりました。(伝われ)

 

・コメット

直感超特化型の褐色刺青女子です。直感がとにかく高いので周りから見るとなぜそこを疑うんだろうって人を序盤から疑って、後から当たっていたことが分かったりします。でもジナと同じく疑いを撒きすぎてよく序盤で凍らされます。なので役職騙りするときにコメットが対抗馬だと勝ちやすいです。同じ人間側ならコメットの疑いを信じて進めればよく勝てます。お互いにグノーシアのときはコメットと生き残るのは結構難しいです。2人で冒険したい。未だに二人揃って生き残れていない·····。

 

・オトメ

上述した見た目がシロイルカのキュートな女の子です。喋ります。ロジック高めで見た目通りかわいげが高く、疑われてキューンと哀しむ姿もキュートです。優しい性格をしてるので高めのロジックを駆使して攻撃してくる気配はあまり感じません。どっちの陣営にいても味方してくれる回数が多かった気がします。優しい。

人間と動物の架け橋に是非なってほしいです。一緒に海とか泳ぎたい。ヘルメットを磨いてーって寄ってくる姿とか可愛かったです。身長とかどのぐらいなんだろう。

 

・ジョナス

全体的にステータスが高いはずなのにそれが生かされていることをあまり見ないテンガロンハットを被った褐色おじさんです。役職騙りをするときジョナス相手だと勝ちやすいです。ステータスは高いはずなのに·····。でも疑いを向けた時、「うやむやにする」をよく使ってくるので票は散らしやすい·····ような。

適当な長い話をよくしてくる言動が大げさな変なおじさんです。昔はすごかったみたいな話をしてくれますけど与太話なんじゃないかとつい考えてしまいます。たぶん違うだろうけど。朝礼で話が長い校長みたいな·····そんな感じの·····。

 

・ククルシカ

可愛げ演技力が高い金髪美少女です。喋りません。身振りで手振りで言いたいことを伝えてきます。その見た目の可愛さで票を集中させにくいです。彼女が誰かを疑う指標は割と気分によるところも大きいので、こちらがグノーシアになったときはとりあえず序盤から庇ったりしてると懐いてくれます。でも喋りすぎるとなんか嫌われます。気分屋です。ククルシカが怖いのは彼女がグノーシアでこっちが人間になった時だと思います。協力をよく申し込んでくるし可愛いので疑いにくい!

謎の少女です。ストーリークリアした後でも謎が残っているミステリアス美少女です。可愛いので登場したばっかりの頃は可愛い〜だけ言ってましたが、話が進むにつれてなんか怖いという気持ちの方が上回り、翻弄されることが少なくなりました。でも可愛い。

 

・沙明

ステルスがとにかく高い、生き残ることしか考えていない喋り方がBASARAの伊〇政宗っぽいチャラ男くんです。強いものに追従してとにかく生き残ろうとしている気配を感じます。生存力が高いので一緒にグノーシアになったときは特にフォローしなくても勝手に生き残ってくれます。こっちが人間側で沙明がグノーシアで別れた時は、沙明が最多投票を獲得したとき土下座で凍るのを回避しようとしてきます。人間側でも土下座してきますが、グノーシア側でそれをやられたときなかなか厄介です。土下座した次の日にまた最多投票されたりもしますが。

セツが沙明を苦手としています。まぁ仕方がない気もする。土下座のやり方を教えてくれたりします。エンディングクレジットで感動的なBGMをバックに土下座する沙明のイラストがでかでかと映し出されたときは笑いました。ほかにももっと沙明のイベントあったはずなのに土下座しか出てこないな·····。

 

・レムナン

とんでもなくネガティブで卑屈な白髪男子です。直感とステルスが高いです。勘がよく、同じ人間側なら彼の直感は頼りになります。こちらがグノーシアでレムナンが人間のときは、レムナンに疑いを集中されて凍らせやすいです。ごめんね。(3回目)  そこそこ露骨に行動してくるので昼に票を集中させやすいんですよね·····。

レムナンから協力を申し込んで来きたとき断ったら安心され、応じたら「·····何が目的ですか」って言ってくるぐらい卑屈なやつです。バックボーンを知るとなるほどとなりますが、もっと素直に受け取ってほしい。奴隷属性が好きな人はレムナン好きだと思います。たぶん。

 

・夕里子

謎のラスボスです。(ラスボスではない)  かわいげ以外の全てのステータスが高く、とても強いです。彼女がグノーシアになった時が1番厄介です。疑いを向けると「反撃する」でこっちに疑いが向きますし、反論を封じてくるのでとにかく敵意を向けにくいです。「反撃する」はラキオとセツも使っているのにどうしてこんなに威力が違うのか·····。ラキオとセツが反撃しても誰も追従して来ませんが、夕里子がやると次々と追従者が現れます。怖い。

なので安全な留守番(双子)の立ち位置から疑いを向けるのが1番無難です。夕里子を投票でやっつけるときは相当目立つ振る舞いをしてしまいがちなのでできるだけ守護天使がいる状況で敵に回したい·····。

逆に人間の時は疑いを撒きすぎるのか2日目あたりで凍りがちです。力というのは諸刃の剣ですね。

この人も一応謎の少女枠に入るはずなのにあんまりそんな気になりません。ラスボスか裏ボスでしょ。成長した主人公が夕里子と似たようなステータスになったので、「反撃する」のやり方は参考にさせてもらいました。

 

 

こんな感じで、みんな行動方針が様々です。NPC人狼するのは味気なくないのかなと最初は思っていたんですが、それぞれ性格の出る行動をよくとってくるのでとても楽しかったです!「前回はあの人にこういう行動をとられて負けたから、その対応にどういう行動をとろうかな」みたいなことを思わず考えて遊んじゃいます。人狼やったことなかったから余計楽しかったです。

 

魅力的なストーリー

ループもののSFらしいストーリーで、人狼だけではない魅力がありました。どうしてループを繰り返しているのか、どうして役職をかえたりグノーシアが誰か変わったりするのかにもしっかり理由があって、納得もできたので面白かったです。ネタバレなのであんまり言えませんがセツが大好きになりました!

あとループする気分がとても味わえました。最後まで勝たないとイベントが開放されないので途中で凍ったりするとまたそのイベントが出る条件を探さないといけないので·····。人狼に頭を割きつつ、ループを脱出する方法を探すのって結構大変なんだなと思いました。いつの間にか人狼で勝つことしか考えていなかった·····。

 

 

そんな感じでグノーシア、とっても楽しかったです!Vita持ってて3000円あればできるのでよかったらやってみてください!

私はセール中に買ったひぐらしに戻ります!ひぐらし月間だったはずがだいぶ時間持っていかれました!