きままに

あらゆる視聴&プレイ作品の感想溜まり場

『BUSTAFELLOWS』クリア感想

新年明けましておめでとうございます。去年最後にクリアしたゲームは『十三機兵防衛圏』でした。今年もたくさんゲームしたいです。

 

バスタフェ感想の前に

そしてこれは『BUSTAFELLOWS』の感想記事であることは百も承知なんですけど、それでも言いたいのは、

十三機兵防衛圏めっっっっっっちゃ面白かったです。是非やってください。

本当はもっともっといろいろ言いたいんですけどネタバレを省くと焼きそばパンとか超面白いSFとかそういうことしか言えないんですよ·····。めちゃくちゃ面白かったんですずっと待っててよかった·····。SF好きな人とかADVやりたい人とかたくさんのCPがみたい人はやってください·····お願いします·····。後生ですから·····。すごいどんでん返しだったんです·····。推しカプは比治沖と慶奈津です·····。

 

十三機兵防衛圏 - PS4

十三機兵防衛圏 - PS4

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: アトラス
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: Video Game
 

焼きそばパンとハンバァグを食べながらやりましょう

 

 

それでテレビでゲームをするのに慣れていない私は十三機兵クリア後Switchを起動し、CoffeeTalkの体験版やってなかったなーと思いながらストアを見ててたまたま見つけたのが『BUSTAFELLOWS』でした。

Coffee Talk【初回限定特典】オリジナルサウンドトラッックCD付 - Switch

Coffee Talk【初回限定特典】オリジナルサウンドトラッックCD付 - Switch

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コーラス・ワールドワイド
  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: Video Game
 

va-11ha-11a系ゲーム。ラテアートが難しい

 

 

乙女ゲームで体験版ちゃんとあるの珍しいなーとなんとなく入れて面白かったので購入して今に至るというわけです。新年とかどうでもいいわと言わんばかりに一気にクリアしました。やっぱ携帯機の方が馴染む。

新年とかどうでもいいとか言いましたけど作中個人ルートで5回ぐらいハッピーニューイヤーしたのでそんなにどうでもよくはなかったりしますが。

 

 

体験版時点で演出が海外ドラマみたいで綺麗だったのと、作中の登場人物であるリンボたちフィクサーのスタンスが結構好きだったので買いました。サスペンスっぽくて演出がかっこいいんですよ。章を跨ぐごとに次回予告入るし。テキスト外で音声が勝手に流れたりもして映像みたいでした。テキスト外の音声はちゃんとバックログに何言ったか残ってるので聴き逃しても安心設計。

 

大まかなお話の流れは事件が毎章起こって、起こった事件を調べて解決パートがあって·····となんというか流れが推理advっぽくて、それでいて会話のテンポがいいのでスイスイ進めました。日常会話もわいわい共同生活してる感がとてもよくて和みましたねー。そして章ごとにちょっとずつ情報が開示されていってそれが後々使われたりするので「あーあの会話そこで使うんだー!」みたいになりました。こういうところも推理advっぽい。

 

そして最後までクリアしちゃった結果、超〜〜〜あのあれ(ネタバレ配慮のためのぼやっとした言い方)の話がしたくなったので今書き殴っています。書き殴ったところでネタバレ配慮のため言えないんですけど!

あれの“愛”がすごかったんですよ“愛”が。誰のどういう愛かとかは言いませんがその·····私から見てすごく美しい愛だったんです!新年早々綺麗なものを見ました!ありがとうございます!心が洗われました!みんなスマホかSwitchでこの愛を見て!今ほぼ勢いで書いてます!

 

言えなくて苦しんでますがフィクサーのみんなの所感を書いていこうと思います。

 

リンボ

悪徳弁護士だと吹聴されている男。スーツがかっこいい。恐らく犬派。

作中で曇り顔がそこそこ散見されましたが私はリンボの曇り顔がナンバーワンだと思います。曇り顔の量も多かった気がするし。しかも全部綺麗。ナンバーワンだよ。体験版の範囲で死に顔が拝めるので興味がある人はどうぞ。スマホでもできるぞ。

なんとなく一番子供っぽい気がしました。悪い意味じゃないです。大人の対応はしてくるんですけどね。なんでだろう。甘え方が小さい子みたいに見えるのかもしれないです。素直な犬っぽいのかな。

あと何回か裁判パートがあるんですがそこでリー〇ルハイのBGM流したくなりました。

 

シュウ

バウンティハンターをしているらしい煙草吸ってる銀髪の兄やん。フィクサーの中では一番年上(だったはず)。

一番大人、というか価値観が達観しているお兄さん。生業があんな感じなのでそりゃあ達観もする。でも生業があれだからこそ善悪の区別が一番しっかりしている人だと思いました。自分がかなり非日常側に足を突っ込んでるので日常を大事にするんでしょうね·····。

シュウ編で出てくるあの人(ふわっとした言い方)のこと実は結構好きなのでもっと見たかったですね。

 

ヘルベチカ

顔がいい形成外科医。モテる。女性に変装もできる。

顔がよくて自分でもその事に自信があるタイプ。実際とても見た目が綺麗な人です。好みではないですが。ヘルベチカの価値観は実は結構好きです。僕ができるのはきっかけを与えるだけってはっきり決めているのは誠実だと思いました。

個別ルートがいろんな意味で“顔”の話だったのでとても興味深かったです。仮面の話って言ってもいいのかもしれない。でも仮面も顔につけるものですからね。顔の話です。

 

モズ

メンタルくそ強検死官。料理上手。

本当にメンタルが強い。最強。私はモズはセラピストもいけると思ってます。犯人を宥める率が高い。そしてモズの涙は美しかったです。美しかった。料理と解剖を似たようなものだと思っているモズが大好きです。そういうキャラ好きなので·····。

どんなに追い詰められても感情爆発させたりせずひたすら真実を追求したり周りを落ち着かせようとするモズは紛れもなくメンタル強者なんですけど、モズも悲しい時は悲しいし、焦る時は焦るんですよね。そういう姿も見応えがありました。

 

スケアクロウ

癒し担当の童tハッカー。家も提供するし電子上のことはなんでもできる。すごい。シュタゲのダルみたいなやつ。スケアクロウを再起不能にしたらほかのメンバーの計画進行にかなりのダメージが行くと思います。

家族という枠組みを大事にしている優しい人です。

私は最初にスケアクロウルートに入ったんですがテウタとスケアクロウの2人はすごい和みましたね。ちょうどクリスマスの時期にクリスマスの時期の話が始まったのでタイムリーでしたね。

 

テウタ

主人公。記者をやっている。芯がしっかりしてて土壇場でも頭が回る子。

最終的に日常系ヒロインだと思いました。この子が平穏に過ごす日常を守りたい系ヒロイン。確かにテウタちゃんは日常を笑顔で楽しく過ごしている方が似合っている子なので周囲の人間の気持ちがよく分かります。可愛いもんな笑っててほしいよね。

それと同時に分かろうとする人でありたいと願っている人なので周囲の人間が深刻な事情で困ってたら絶対首を突っ込んでいきます。そりゃクソデカ感情も抱かれる。離れてて笑っててほしいけど近づいてきて傍に居てくれるテウタはきっと暖かいので。私がクソデカ感情を抱いてないか??

こんなテウタちゃんなのであの愛にはうあ゛ー!!となりました。具体的には言わないけど、美しかったな·····そりゃそうもなるよな·····。

 

 

脇役もとても魅力的なんですよ。カルメンさんはいい女だしサウリ先生は見守ってくれる人でルカとアダムはとてもいい友達で、各ルートに出てくるゲストキャラ(?)もそれぞれ見せ場があります。あと猫が出てきます。すごく可愛いです。スマホの壁紙にも出てきます。

 

 

私が本当によかったな〜〜〜と心から思った“愛”はまあ最後の方に出てくるんですけど、ネタバレ省くと「美しい·····」しか言えないんですよね·····困ったな·····。こんなのばっかりだよ最近。十三機兵防衛圏のことも喋りたいんだよ。愛とか美しい以外に喋らせてほしい。

 

他の話をします。

話の構成がうまいなーと思いましたね。個別ルートでこういう話をして最後にあの話を持ってくる、という流れがきれいでした。個別ルートでは家族の話や死についての話が多かった気がするんですがやっぱりあの最後の話にもっていくためにこうしているのかなーと。

やっぱりネタバレ無しだとあれとかそれとか指示詞ばっかりになっちゃいますね。辛い。

 

おわりに

結局よくわかんない感想になっちゃいましたけど私はバスタフェ超楽しかったです!面白かった!美しいものも見たし!気になる人は体験版やってくださーい!(丸投げ)  スマホでもできるので!

 

BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) - Switch

BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) - Switch

 

スマホ版もあります。体験版は1章までできます。そこそこ長い。

 

しばらくあの愛について考えたいんですが私には積みゲーがたくさんある上に恐らくバスタフェの前作である『Side Kicks!』が気になってきました。そもそも私はバスタフェを買う予定は全くなかったのに·····#FE買おうと思って·····まだ風花雪月終わってないのにな·····時間が欲しい·····。

『 グノーシア』クリア感想

評判になってたのでほぼノリで購入した『 グノーシア』をクリアしましたー!買ってよかった!

 

グノーシアはSFな世界でループを繰り返しながら人狼ゲームするゲームです。ループで人狼ってレイジングループみたいだな·····と最初は思ったんですけど、(というかそう思ったから買ったんですけど) 、やってみるとレイジングループは和風ホラーな雰囲気でグノーシアはSFなので世界観が真逆なのと、プレイヤー自身がキャラクター相手に人狼をプレイすることになるので結構違いを感じられました。どっちも面白いし。

 

 
キャラクターを相手にした人狼ゲーム

グノーシアの1番の特色は「プレイヤー自身がキャラクター相手に人狼ゲームができる」ことだと思います。1人で人狼ができる!リアル友達に人狼やろうぜ!って言えない·····って人や人間相手と上手くやれる気がしない·····みたいな人でもグノーシアなら人狼できますよ!

このゲームは経験値を6つのステータスに自由に振り分けることができます。人狼に勝っても負けても経験値が貰えるので(もちろん勝った方がたくさん貰える)、それで自分の思うように能力を上げていきましょう。とにかく誰かを凍らせたい(吊りたい)!って人はロジック、疑われたくないよ〜って人はかわいげやステルスを上げるといった具合です。人狼を全くやった事ない私でもステータスを上げればなんとかなりました。個人的なおすすめはカリスマです。みんなが自分にほいほい付いてきてくれるので·····。(積極的に上げたのはカリスマ、ロジック、演技力でした)

グノーシアのキャラクターたちは皆それぞれ行動理念みたいなものが違っていて、それぞれの考えで動くので臨場感もありました。同じ人たちの相手をずっとしているはずなのに勝ったり負けたり様々ですしループごとに役職変わりますし。

あと、1ループ(1ゲーム)が短めなので割とさくっと進めることができます。さくさくやりすぎてストーリークリア時222ループ目でした。これだけやってもまだ遊べる気がしているからすごいです。

 

 
魅力的なキャラクターたち

人狼やってて楽しかったのはやっぱり個性豊かな宇宙船の乗員たちの力も大きいです。SFな世界なだけあって喋るイルカ(イルカだよね?)の人もいたりして視覚的にも楽しいです。ここからはそれぞれのキャラクターたちの所感を書いていきます。

 

・セツ

相棒枠です。主人公と同じようにループ経験していて、最初から最後まで主人公と協力してくれます。敵対した役職同士でも協力してくれます。セツがグノーシア(人狼)だったときは夜に狙われにくいような気がします。たぶん。

ゲーム後半になってくると初手で凍らさせる率が高くなるような気がします。なんでだろう。誰彼構わず反撃してるからかな。それとも積極的に動きすぎなのかな。なので最後まで生き残ってる回数が少なかったかもしれません。

ストーリー最後は必見です。あんなん好きになります。

 

・ジナ

嘘が苦手な誠実な女の人です。嘘が苦手なので嘘をつく必要がある役職になった時は速攻バレます。人狼に向いていないタイプの、こういう状況じゃなければ周りから好かれるタイプの人なんじゃないかなー。

ジナは嘘は苦手ですが、直感が高めなので相手の嘘を見抜くのが得意です。主人公がグノーシアのときにやけに的確に味方を疑ってきたので精度が高い気がします。でも疑いを撒きすぎて逆に周りから疎まれるように仕向けることもできるので、敢えて生かして昼に凍らせたりとかよくやりました。ごめんなさい。

直感型は周りから疑われやすいような気がします。コメットとか。

 

・ラキオ

ロジック特化型のロジック人間です。めちゃめちゃ理屈人間です。結構よく喋ります。理屈っぽすぎて周りからとりあえず生ぐらいの感覚で疑われてよく初手で投票されて凍らされます。本物のエンジニア(占い師)やドクター(霊能者)だったとしても同じ役職の人間が2人以上出てきた時に真っ先に凍ります。どうして·····。味方だったら守るのが難しいですが、敵だったら愛しい存在になります(味方でも愛しいですが)。なんせ役職騙っても大体投票で勝てますし。向こうから協力を申し込んでくれる回数も多いです。グノーシアだと積極的に騙りにいきます。全力で守りましょう。カリスマがあったらたぶんなんとかなります。

すごいよく喋る結構嫌味も言うキャラなんですけど、流石はロジック特化型だけあってとても筋が通ったやつだと思います。あるイベントでのラキオはめちゃくちゃ先まで見通していてびっくりしました。頭がいいのは間違いです。たぶんラキオー!と心の中で叫んだ回数がいちばん多いです。

 

・SQ

演技力と可愛げが高い、嘘が見破られにくい魔性の女の子です。大体人間側で負けた時はグノーシアのSQが最後まで残ってました。できれば最初の方でSQを凍らせたいところなんですが、序盤は疑う材料が少なくて決定打が足りないので難しいんですよね·····。SQはSQ自身が守護天使(狩人)やバグ(エンジニアに調べられたらゲームオーバーな役職)のときはよく協力を申し込んできたような気がします。主人公が人間でSQがグノーシアのときもよく申し込んできます。見極めが難しいです。

ストーリーでのSQのイベントが、めちゃくちゃよかったです。とても好きなやつでした。SQ可愛い。本当はもっと書きたいけどネタバレになっちゃうので可愛かったとしか言えない!!魔性!!

 

・ステラ

ロジックが高めの温厚そうな女の人です。 キャリアウーマンというか優しいそうな秘書さんみたいな人です。よくこちらがグノーシアのときに人間の彼女に味方になってもらってました。ごめんなさい。(2回目)  ロジック高めの人って結構騙されやすいのかな·····。

ロジック高めなステラですが結構なロマンチストにみえました。彼女のバックボーンを知るとそれがなんだかとても素敵なことに思えました。エンディングの彼女が幸せになれるといいなー。

 

・しげみち

カリスマとステルスが高めのリトルグレイみたいな見た目した人間です。宇宙人ではないそうです。緩い見た目と言動によって彼が何を言ってもなんとなく許されてしまう雰囲気が形成されます。これがなかなか脅威です。私もカリスマを上げていたので、最終的にしげみちとの信頼度勝負になったりしたこともありました。しげみちが人間のときにどうみてもグノーシア側の人を味方をしていた姿をよく覚えています。そんな感じでよく騙されています。なのでこちらがグノーシアのときはその性質は得でした。あとしげみちは嘘をついたらすぐバレます。

ステラに好意を抱いていて、誰を凍らせるかの議論中唐突に「ス、ステラって、好きな人·····いるの?」とか聞いたりします。脈絡なく聞くのでステラも困惑するのが微笑ましいです。是非ステラの運命の王子様になってほしいです。なれるかなぁ·····。

 

・シピ

猫が好きすぎて猫になりたい男の人です。猫っぽく直感が高いです。何故か超序盤で敵と味方を見分けて協力を申し込んでいる姿を見たりもしました。どうやって見分けてるんだ·····。私が人間でシピがグノーシアになった時に結構負けてます。なんでだろう。猫の力かな。

猫が好きすぎて猫になりたいと思うだけならまだしも、本当になろうとしていてびっくりしました。本当に大好きなんだろうな·····。それを実行する技術もすごいですけど。あの走ってるイベントのあれを見てえってなりました。(伝われ)

 

・コメット

直感超特化型の褐色刺青女子です。直感がとにかく高いので周りから見るとなぜそこを疑うんだろうって人を序盤から疑って、後から当たっていたことが分かったりします。でもジナと同じく疑いを撒きすぎてよく序盤で凍らされます。なので役職騙りするときにコメットが対抗馬だと勝ちやすいです。同じ人間側ならコメットの疑いを信じて進めればよく勝てます。お互いにグノーシアのときはコメットと生き残るのは結構難しいです。2人で冒険したい。未だに二人揃って生き残れていない·····。

 

・オトメ

上述した見た目がシロイルカのキュートな女の子です。喋ります。ロジック高めで見た目通りかわいげが高く、疑われてキューンと哀しむ姿もキュートです。優しい性格をしてるので高めのロジックを駆使して攻撃してくる気配はあまり感じません。どっちの陣営にいても味方してくれる回数が多かった気がします。優しい。

人間と動物の架け橋に是非なってほしいです。一緒に海とか泳ぎたい。ヘルメットを磨いてーって寄ってくる姿とか可愛かったです。身長とかどのぐらいなんだろう。

 

・ジョナス

全体的にステータスが高いはずなのにそれが生かされていることをあまり見ないテンガロンハットを被った褐色おじさんです。役職騙りをするときジョナス相手だと勝ちやすいです。ステータスは高いはずなのに·····。でも疑いを向けた時、「うやむやにする」をよく使ってくるので票は散らしやすい·····ような。

適当な長い話をよくしてくる言動が大げさな変なおじさんです。昔はすごかったみたいな話をしてくれますけど与太話なんじゃないかとつい考えてしまいます。たぶん違うだろうけど。朝礼で話が長い校長みたいな·····そんな感じの·····。

 

・ククルシカ

可愛げ演技力が高い金髪美少女です。喋りません。身振りで手振りで言いたいことを伝えてきます。その見た目の可愛さで票を集中させにくいです。彼女が誰かを疑う指標は割と気分によるところも大きいので、こちらがグノーシアになったときはとりあえず序盤から庇ったりしてると懐いてくれます。でも喋りすぎるとなんか嫌われます。気分屋です。ククルシカが怖いのは彼女がグノーシアでこっちが人間になった時だと思います。協力をよく申し込んでくるし可愛いので疑いにくい!

謎の少女です。ストーリークリアした後でも謎が残っているミステリアス美少女です。可愛いので登場したばっかりの頃は可愛い〜だけ言ってましたが、話が進むにつれてなんか怖いという気持ちの方が上回り、翻弄されることが少なくなりました。でも可愛い。

 

・沙明

ステルスがとにかく高い、生き残ることしか考えていない喋り方がBASARAの伊〇政宗っぽいチャラ男くんです。強いものに追従してとにかく生き残ろうとしている気配を感じます。生存力が高いので一緒にグノーシアになったときは特にフォローしなくても勝手に生き残ってくれます。こっちが人間側で沙明がグノーシアで別れた時は、沙明が最多投票を獲得したとき土下座で凍るのを回避しようとしてきます。人間側でも土下座してきますが、グノーシア側でそれをやられたときなかなか厄介です。土下座した次の日にまた最多投票されたりもしますが。

セツが沙明を苦手としています。まぁ仕方がない気もする。土下座のやり方を教えてくれたりします。エンディングクレジットで感動的なBGMをバックに土下座する沙明のイラストがでかでかと映し出されたときは笑いました。ほかにももっと沙明のイベントあったはずなのに土下座しか出てこないな·····。

 

・レムナン

とんでもなくネガティブで卑屈な白髪男子です。直感とステルスが高いです。勘がよく、同じ人間側なら彼の直感は頼りになります。こちらがグノーシアでレムナンが人間のときは、レムナンに疑いを集中されて凍らせやすいです。ごめんね。(3回目)  そこそこ露骨に行動してくるので昼に票を集中させやすいんですよね·····。

レムナンから協力を申し込んで来きたとき断ったら安心され、応じたら「·····何が目的ですか」って言ってくるぐらい卑屈なやつです。バックボーンを知るとなるほどとなりますが、もっと素直に受け取ってほしい。奴隷属性が好きな人はレムナン好きだと思います。たぶん。

 

・夕里子

謎のラスボスです。(ラスボスではない)  かわいげ以外の全てのステータスが高く、とても強いです。彼女がグノーシアになった時が1番厄介です。疑いを向けると「反撃する」でこっちに疑いが向きますし、反論を封じてくるのでとにかく敵意を向けにくいです。「反撃する」はラキオとセツも使っているのにどうしてこんなに威力が違うのか·····。ラキオとセツが反撃しても誰も追従して来ませんが、夕里子がやると次々と追従者が現れます。怖い。

なので安全な留守番(双子)の立ち位置から疑いを向けるのが1番無難です。夕里子を投票でやっつけるときは相当目立つ振る舞いをしてしまいがちなのでできるだけ守護天使がいる状況で敵に回したい·····。

逆に人間の時は疑いを撒きすぎるのか2日目あたりで凍りがちです。力というのは諸刃の剣ですね。

この人も一応謎の少女枠に入るはずなのにあんまりそんな気になりません。ラスボスか裏ボスでしょ。成長した主人公が夕里子と似たようなステータスになったので、「反撃する」のやり方は参考にさせてもらいました。

 

 

こんな感じで、みんな行動方針が様々です。NPC人狼するのは味気なくないのかなと最初は思っていたんですが、それぞれ性格の出る行動をよくとってくるのでとても楽しかったです!「前回はあの人にこういう行動をとられて負けたから、その対応にどういう行動をとろうかな」みたいなことを思わず考えて遊んじゃいます。人狼やったことなかったから余計楽しかったです。

 

魅力的なストーリー

ループもののSFらしいストーリーで、人狼だけではない魅力がありました。どうしてループを繰り返しているのか、どうして役職をかえたりグノーシアが誰か変わったりするのかにもしっかり理由があって、納得もできたので面白かったです。ネタバレなのであんまり言えませんがセツが大好きになりました!

あとループする気分がとても味わえました。最後まで勝たないとイベントが開放されないので途中で凍ったりするとまたそのイベントが出る条件を探さないといけないので·····。人狼に頭を割きつつ、ループを脱出する方法を探すのって結構大変なんだなと思いました。いつの間にか人狼で勝つことしか考えていなかった·····。

 

 

そんな感じでグノーシア、とっても楽しかったです!Vita持ってて3000円あればできるのでよかったらやってみてください!

私はセール中に買ったひぐらしに戻ります!ひぐらし月間だったはずがだいぶ時間持っていかれました!

 

 

『トガビトノセンリツ』感想

最近、『トガビトノセンリツ』をクリアしました。何故今頃プレイしたのかというとお察しの通り同じ会社から出ている『レイジングループ』が超面白くて、どうやら世界観が繋がっている過去作品もあるらしいとわかったので『DMLC(デスマッチラブコメ)』(iOSAndroidで500円でプレイできます!!)をプレイし、じゃあ次はこれだ!という単純な「世界繋がってるものは全部やる精神」アンド「同じライターさんだ!!精神」が働いたためです。節操がない。

(ノベルゲームがやりやすいSwitch版をお勧めします。仏舎利ロックもフルボイスで聴けるぞ!)

 

また、最近『最悪なる災厄人間に捧ぐ』通称さささぐもプレイしました。さささぐはものすごーーーく私好みな終わり方をしたのでもっと感想をぶちまけたいのですが、私が喋りたいところが殆どネタバレなので、あまり大っぴらに言えないという。悲しみ。ただこれだけは言いますが、豹馬くんとクロの最終章での関係すごく好きです!!

最悪なる災厄人間に捧ぐ - PS4

最悪なる災厄人間に捧ぐ - PS4

 

(ケムコさんから出ていますが、シナリオ書いてるのはWater Phoenixさんのところの人です。「一緒にいきましょう」のところです。こちらも近々プレイします。)

 

なんだかケムコADVまとめて感想記事みたいな感じになってきましたが、今回の感想は『トガビトノセンリツ』です。これだけプレイしておいて、何故今一番きていてなんと近々サウンドトラックまで発売される『レイジングループ』の感想じゃないんだ?と思うかもしれません。それは、「私が喋るとしたらこっちかなー」と感じたからです。

 

『レイジングループ』は後味すっきりなので(『DMLC』もすっきりです。)万人受けする作品だと思うんですよね。ちょっとホラーですけど。だから話題になってるんだろうなと。だから私以外の人もたくさん勧めているだろうし、私も同じことをする必要があるんだろうか······となってしまいまして。すごく好きなんですよ?好きなシーンを言おうとすると全部ネタバレになりますが。

だったら私は勧める人数がより少ない方を選ぶぞ!といだいぶひねくれた理由で『トガビト』の感想を書き連ねることにしました。

あと世界が繋がっている作品群のなかで一作品だけ知名度が突出してしまうのが個人的に微妙だからでもあります。これ言うなら明確に繋がっている『DMLC』勧めろよ!と自分でも思いますが、直近でクリアしたのが『トガビト』なので······。実はトガビトも繋がってたりするんですかね?(知識不足)


(タイトルの通りコメディです。重い描写もありますが基本的にコメディなので明るい作品をやりたい人はぜひ)

 

ようするにどれが一番面白いかとかではなく私が喋りたいから感想を喋るのです。ここまでに連ねた作品は全部面白いので全部やりましょう。

 

たくさん前置きしたところで『トガビト』の感想にいきたいと思います。一応ネタバレではないです。誰が犯人!とか具体的なことは書いていません。が、物語の性質を説明する上でなんとなく察せられる人もいる書き方はしているので注意してください。あ、先程の後味の話でなんとなく察した方もいるかも知れませんが、『トガビト』は後味だいぶ苦いですよ。

 

 

暗黒青春物語『トガビトノセンリツ』

楽しく課外活動をしていた管弦部一行。そこに突然現れる謎のゴムスーツ軍団!一行は彼らに連れ去られ、目が覚めたら「プリズナーゲーム」という殺人ゲームに参加させられることになってしまった!

以上が簡単なあらすじです。

 

このあらすじを読むと『トガビト』はデスゲームものに見えるでしょう。私もそう思っていました。ですが、クリア後の感想は違いました。これはデスゲームものというより見出しのとおり暗黒青春物語なのです。

そう感じた理由は幾つかあります。(というか暗黒青春物語云々は公式のおまけWebページにかいてありました。このおまけページはネタバレオンパレードなのでプレイするつもりの方は見るのを一旦待った方がいいです。)なので大まかな三点をまとめてみました。

 

 
根性のある“疑いたくない系”主人公

まず一つ目の理由は、主人公の和馬くんがデスゲームやるくらいなら全滅したほうがマシだ!と割と本気で考えているためです。デスゲームものの主人公に有るまじき思考回路です。もちろんこれにはちゃんとした理由があります。

デスゲームものの主人公で私が観測したものの多くは“ 皆を疑いたくないけど皆の為に疑う”、つまり“ 生き残る気がある”タイプなのですが、和馬くんはちょっとしたきっかけがあれば自ら生贄に出てしまう男だと私は思います。つまり、自分の命<皆の絆なわけです。なかなか見かけないタイプ。

和馬くんは頭を全く働かせていないわけではないので「疑うべき状況で探偵役を全くしてくれない」というストレスはそんなにないと思うのですが、この考え方があるせいか状況対策の初動が遅めです。スロースターターでありますが、状況をなんとかしようとは人一倍してると思います。

また、和馬くんは自分のこの「全滅したほうがマシ」志向が周りからあまり受け入れられないであろうということ、つまり他の仲間たちは自分の命の方が大事に思っている人の方が多いだろうということはちゃんと理解出来ているので、できるだけこの考えを表に出そうとはしません。自然と滲み出ることは当然あります。それは仕方ない。

などなど、人によっては「なんだこいつ」と思うかもしれませんが、私は「そこまではっきりいうなら君はそのままがんばりなさいな」という気持ちになりました!このへんの考え方は人によると思いますが和馬くん、あまりにもきっぱり(?)その考え方を貫こうとするので逆に好感が持てました。“ 疑いたくないけど命は惜しい”みたいなどっちつかずタイプよりは遥かにいいです。

この考え方は、既に関係性が出来上がった状態の男女が異常な空間に放り込まれた状況だから輝く考えだと思います。これが見ず知らずの男女をとりあえず放り込んだ状況であればより「なんだこいつ」が増すばかりだったでしょうが、『トガビト』はそんなことにはなりません!絆を重視しておかしくない!

 

 

個性的な管弦部の仲間たち

『トガビト』を暗黒青春物語たらしめている二つ目の理由は、登場人物のほとんどが命を優先しないことです。あれれ〜おかしいぞ〜。

···先程私は、自分の命優先の仲間のほうが多いだろう的なことを言いましたが、すいません違うんです。嘘をつくつもりはなかったんです。だって普通思うじゃないですか。こういう状況だと大体の人間は自分の命優先で動くだろうと。当然和馬くんもそう考えたから全滅志向を表に出そうとはしなかったはずです。ですが、私が想像していたよりこの管弦部の皆さん、極まっている人が多かった······。

当然自分安全のために行動する人もいるんですが、それが思ったより少ない!すごい!こんな集団めったにいない!デスゲームに放り込みたくもなる!

こういったデスゲームで命よりやりたいことを優先するキャラクターは大体少数精鋭なイメージがあったのですが、すごいなぁ······ほとんどじゃん······。(プレイしてるとき大体こんなテンションでした。)

管弦部の愉快な仲間たちはみんな(大体は付かない)腹に一物抱えている人たちばっかりなので、自分の命<○○の○○に入る部分が多種多様なんですよね。

途中で和馬くんの親友、征史郎君のセリフで「僕らの勝敗は既にゲームの勝敗とは別次元のところにある。」「勝利条件は、各々探すべき。」というものがあるんですが、本当にこの通りでした。○○がそれぞれの勝利条件なんです。登場人物のみんなが自分の勝利条件を勝手に決めて、それを貫くために1人で決意して相談しないで行動するので、それを主人公の一人称視点でだけ眺めるプレイヤーはヤムチャの気分を味わえます。起こっていることはわかるのに何故そんなことしたのかが分からないんですよ!なんだこいつら!(褒めてる)

二周目で他の登場人物の視点で物語を見るモードが解禁されるのですが、それ読んでもすげぇ思考回路してるな······ってなるので相当ですよ。おかげでおまけ全部買いました。

なんと言いますか、主人公が決断しなくとも皆自分で考えて行動するんですよね。皆生きてるんだなぁと実感します。

あとそこそこのキャラクターがやりたいことやって笑顔で終わっていくので(当然笑顔で終わらないキャラクターもいる)ヤムチャ視点なのに「なんか、すごいものを見たな······」という気分になれます。ヤムチャ視点だからこそなのかもしれませんが。夏の最後の綺麗な花火を見た気持ちです。

ちなみに個人的に好きなのは亮也くんと彩音先輩です。

 

 
ゲームのルール設定

最後!三つ目の理由は、一部ルールをわざと緩めにしているところです。

これは作中でもいわれていることなんですが、管弦部がやることになる「プリズナーゲーム」にはルール部分に記載していない決まり事があるんです。記載されているルールの方に興味があるひとは体験版をダウンロードしてみましょう。無料でルールが見られます。

この記載されていない決まり事が何なのかは伏せますが、これが記載されていないおかげでヤムチャ視点が加速しています。腹に一物抱えている変わった奴らがルール記載外の規定に従って行動をとるんです。恐ろしいですね。こんなのどうやって対策をしろというんだ!更にこれがデスゲームということもあり、恐怖で狂って必ずしも理にかなった行動をとるわけではないという嬉しい(?)おまけ付き。どうしてその行動をしたんだ!?という気持ちに何度もなれます。すごい。

というかキャラクターが記載外のルールに従って行動をしているのか、プリズナーゲーム関係なく自分のやりたいことのために行動しているのかが主人公視点だけなこちらはハッキリとした判断ができないんです。たぶん1回だけでこの状況を全て把握してニッコリ観戦できるのは黒幕だけでしょう。

 

このようにルール記載をわざとやらないことで変人たちの常軌を逸した行動も加速し、ゲームに対して完璧な対策を立てることがほぼ不可能な状況になっているわけです。デスゲームを完全解決してほしい人には痛い点だと思います。というか攻略できないのにデスゲームである意味があるんだろうか?とならなくもない。(そのあたりは作中で······)

ゲームを正面から攻略してやるぜ!といったキャラクターが実は一人もいないため、そのあたりもストレスになる人はいるでしょう。

しかし『トガビト』において、勝利条件はルールに記載された条件を達成することではなく、自分で決めるものなのです。

私の勝利条件は「キャラクターの生き様を見届ける」ことなので私的には勝利です。

 

 

えー、以上の三点から、私は『トガビトノセンリツ』はデスゲーム攻略主軸としない青い春な暗黒人間模様を眺めて楽しむ作品だと考えます。(締め方がわからなくて論文調になってしまった······)

 

 

とりあえずやってみてください

なんというか、万人受けする作品ではないんだろうなぁ······感がひしひしとする文章を並べてしまいましたが。(妙に長い前置きはこのあたりが理由です。)個人的にはすごい面白かったです。

変人たちが自分のやりたいことを勝手にやって自己満足していく様はなかなか壮観でした。

そう!『トガビト』は、暗黒青春物語なのです!デスゲーム攻略を楽しみたい方はたぶんあまり向かないかと!逆に変人たちの““生き様””を見たい方たちはぜひ!ダウンロードしてください!無料で序盤が読める体験版もありますのでぜひお手元のスマートフォンに!!登場人物の真意がわからないのは二周目とおまけで大体解決されるので!!



後味すっきりとはいかないですが不思議な中毒性ある『トガビトノセンリツ』、気軽にポチッといかがでしょうか?

 

次は鈍色のバタフライかいきましょう、どっちにしようかなぁ······。

『死神と少女』ネタバレ感想

乙女ゲーム全っっっ然やったことないのに(例外:囚われのパルマ)ストーリーがいいと評判だったことを思い出し購入、今更PSP引っ張り出して機体からギャギャッギャギャというだいぶ危ない音を発しながらプレイしました。そろそろ故障しそう。

 

 

そして私は、このゲームをクリアしました。いやー面白かったです。私の乙女ゲーム歴は2本なのでこの印象が合ってるかどうかは分からないんですけど、乙女ゲームというよりは小説のようでしたね。1本の“ 物語”です。

なんの前情報も無しにやったのでいろいろ考えながら出来ました。ストーリーを楽しむタイプのゲームです。私はそういう方が好きなのでとても楽しかった。

 

 

雑にどんな話かは説明すると、少女と自称死神が出会い、奇妙な出来事を通して交流するお話です。死神出てくる時点でファンタジーもアリな世界だということがよく分かりますね。詳しくは公式サイトをチェックだ!↓↓

http://www.takuyo.co.jp/products/shinigami/

 

 

ネタバレ無しでの感想ですが、構成が、とても美しい······。章ごとに短編集のように独立した話で進み、その章で起こった出来事、得た結論などが最後の章の展開に繋がっていきます。話を進めながら登場人物たちと交流を深めつつ、作品全体のテーマに沿った内容が綺麗に纏まっていて圧巻ですね。美しいです。綺麗に1本に纏まっています。個別ルートも物語根本の謎から遠ざかりつつ物語のテーマからは全くブレてないという······すごかった。(語彙力)

私はみんな大好きですがあえて1人挙げるとすれば日生光が好きですね!

 

 

 

 

 

※以下、ネタバレ感想

 

 

 

 

 

 

 

イマジナリーフレンドは止めてくれー!!と、とあるノベルゲームで受けたトラウマをほじくられながらキャッキャ言いながらやりました。

やめてくれ、その攻撃は俺に効く。

乙女ゲーマーじゃないので分からないんですけど、兄弟愛と自己愛ってどっちが難易度高いんですかね?私は後者のほうが精神的ハードルが高いと思うんですけど、意外とノーマルなんですかね?私には分からん。兄弟愛より難易度上がるなんて、高度だ······と思いながらやってました。

前述の通り私は一度イマジナリーフレンド爆撃をギャルゲー(?)で受けているので耐性はあったものの、クリティカルヒットでした。話が進むほどに嫌な予感はしていたけれども······。

十夜さんには本当に申し訳ない気持ちが湧きましたね。十夜さんは紗夜ちゃんが紗夜ちゃんのために生み出して、紗夜ちゃんの為に行動してくれているのに、十夜ルートに入らないと彼は必ず存在が消えて、忘れられてしまう。寂しいなぁ。そして本人はそれでいいと思っている。やめてくれそのry。だからといって、十夜を選んでいいのか?という気持ちも湧くので難しい。十夜ルートで十夜を選んだのはよかったのかよくなかったことなのか私には分かりません。でも、本人が幸せそうだからいいや。(思考放棄)

 

 

なんか十夜さんの話ばっかりになってますけど、一番しっくりきたのはやっぱり蒼ルートです。あれは運命力高い。全て必然といった感じ。

蒼はとてもストレートな物言いと理路整然とした思考を持ったキャラクターで、とても好感が持てました。体感的に相棒といった感じ。紗夜ちゃんにはこういう人間が必要だったんだろうなぁ······ということがひしひしと伝わってきました。この2人の会話シーン大体全部微笑ましかったです。ラストシーンのエンディングテーマの入りが美しかった。

 

 

七葵先輩はこの個性的なメンツが揃った中で一番の常識人でした。たぶん一番の安牌です。

このゲームはほとんどのルートで作家『遠野十夜』の作品と似たような雰囲気のエンディングを迎えますが、七葵ルートだけはなんという普遍的幸せ······と言いたくなるほどありふれた幸せを掴むエンディングでした。あとがきを読んでなるほどとなりました。

持ってる力は登場人物の中で一番異質なのに視点が一般人なのはとても面白かったです。普通であろうとして生きてきたのか、元からそういう性分なのか······。いつもまともなことを言ってくれるので、安心感を覚えました。いいツッコミ役。

 

 

そしてねぇ、日生先輩ですよ。おそらく一番私の好みなのはこのルートです。私はああいう嘘つきが大好きなんだ!!ただ絶対に付き合いたくはない!!

最後まで“ 嘘”で通したの本当に素晴らしい。パーフェクト。まさかこんなところに至高の嘘つきがいるとは思わなかった。

結局本音らしい本音は一言も言わなかったの凄まじいですね。でも紗夜ちゃんが好きなのはなんとなく分かる、という絶妙な塩梅でした。彼を名指しで呼ぼうとすると最終的に王子様になってしまうところが憎らしい。いい嘘つきでした。大好きだけど絶対に付き合いたくは無いです。(強調)  かなり褒めてますよこれ。

 

 

※ネタバレ感想終わり

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、今更PSPでやるのかよ!壊れるわ!といった心配事を全て吹き飛ばす良作でした。すごい好みだった。思わず同じライターさんのゲーム買ってしまうぐらいには面白い物語でした。気になる人はやってください。

 

「車輪の国、向日葵の少女」感想

というわけで、セールで購入した「車輪の国、向日葵の少女」クリアしましたー!とても私の好みなお話でした!

 

ざっと説明すると刑務所が無くなり、罪と罰則が細分化され罪人1人1人に更生のための監督がつくようになった世界のお話です。主人公が監督候補生、ヒロインが罪人で主人公は更生させるために四苦八苦します。私の説明は下手なので詳しくは公式サイトをcheckだ。

 

描写がとても丁寧な作品でしたね。章ごとにヒロイン1人に付きっきりになるのが大まかな流れなのですが、クラスメイトとして接していただけでは分からなかったヒロインの弱い部分が監督する中でどんどん浮き彫りになっていくんですよね。

このどうして義務が解消されていないのか、義務を負ったことでヒロイン(と周りの人間)にどのような影響があったかなどの掘り下げがとても丁寧です。そして長い。この弱い部分掘り下げパートでは日々が無為に過ぎてしまっているような感覚を覚えました。このまま何も変わらないんじゃないかという閉塞感ですね。

 

その”下げ”がしっかりしている分、後半の”上げ”が熱いです。みんなそれぞれ意思を見せてくれて安心できました。個人的に夏咲ちゃんが好きです。大好き。灯花ちゃんは彼女にほしいタイプ。

 

あとはまあ法月将臣のとっつぁんですね。強敵でした。そしてとてもかっこよかった。

やたらと暴力は多用してくるものの、言っている内容は理解できるというよりかなりまともな人でした。

こう、見ただけでゲームの攻略方法を思いついてしまう人というか······。本編ではかなりテキパキとしていてゴールを一瞬で見定めて最短距離を迷わず選ぶ、みたいな印象がありました。

が、本編を終えて法月編を読んでみると、あのテキパキ感は試験監督には必要なスキルなのかもしれないですね。試験監督はそういう人間であろうとなかろうと、ああいった行動をとることができる人材がなるものなのかもしれません。そしてそういった人材が優秀な特別高等人として認識されている、というだけかも。

 

法月編、本編でかなりの存在感をもったとっつぁんの過去話なので大変テンションが上がりました。

昔のとっつぁん、髪型が少し主人公に似てますね。イケメンだし。それが判明したのがお風呂場だったのには爆笑しました。

本編ではあまり人間味のなかったとっつぁんでしたが、ちゃんと人だったんだな、と当たり前のことを法月編でようやく認識するぐらいには人間でした。AIが人間らしさを獲得していくのと同じような気持ちで見てましたね。私は一体とっつぁんのことを何だと思ってるんだ。

夏咲ちゃんが好きな私は当然のごとくみぃなさんも好きですよ。分かりやすいですね。

 

 

今回はあまりネタバレ解禁しないで書いてみました。かなり前の作品なので気にしなくてもいいような気がしますが、この作品にはこの配慮が必要かなという判断です。

A3!メインストーリー第一部の感想

気まぐれに始めたA3!、メインストーリー第一部を無事完走しました。これから始まるMANNKAIカンパニーの大躍進劇に期待できる話の流れでした。全体でみるとたぶんまだプロローグなのかな?二部でどうなるのか楽しみですね、MANNKAIカンパニーの冒険はこれからだ!


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本当になんとなーく、端末容量に余裕ができたから試しに入れてみようぐらいの気持ちで始めたので、どういうゲームシステムなのかとか、どういうキャラが出てくるのかとか全く知らずに始めたんですが、まさか初手でヤのつく人に絡まれるとは思ってもみませんでした!わざわざブルドーザーまで出してきて、なんと恐ろしい・・・・・・。と思っていたのですが、団員を探してこいとその人に言われ、その流れで初回ガチャを回してみると・・・


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その張本人が3人も入団してきたのには流石に笑いました。心配でついてきてくれるんですね・・・ツンデレなのかな・・・。

 
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彼の名は古市左京。ストーリーやっていくと分かりますが、厳しいですが結構いい人です。

 

まあそんな私のガチャ事情は置いといて、ストーリーの感想をポツポツ書いていこうと思います。春夏秋冬の順にネタバレ込みでいきますね。

 

 

春組 Show must go on!

アプリアイコンになってる咲也くんがメインになっていることもあって、一番王道感ありました。初心者だけど芝居への情熱が人一倍ある(恐らく才能もある)咲也くん、監督への一目惚れで芝居を始めた乙女担当真澄くん、初回から冬組回まで毎度いい脚本を仕上げてくる常識人の綴くん、たぶん職場でモテるエリートだけど寮ではゲーム廃人の至さん、一部クリアしてもよくわからない面白外人シトロン。この計5人が織り成すはじまりの公演までストーリー。最初の話なのでアクが少ないキャラが多く、春らしい爽やかフレッシュな話でした!アクが少ないと言っても真澄と至とシトロンはだいぶ濃い気がしますが。

まあとくに3人の中では真澄くんですね。私は早く彼に自立してほしいです(切実)

一目惚れは別に構わないんだけど監督にしか興味ないのはいいのかなー、と思いながら読んでいたのですが、春組の皆が彼の恋の悩みの相談相手になることで心を開いてくれて仲間意識が出てきたところがとてもよかったです。この調子でほかのものにも目を向けてね。お願いね。

シトロンはまだ本当に分かりません。私にもわからん。密の話と絡めてくるのかなとちょっと予想してます。

綴くんの脚本は今後どんな成長をしていくのか。そこのところはすごくみたいですが(個人的興味)、メインの話が芝居なので、脚本はそこまで掘り下げてはくれないのかな、どうだろうな。やれたらやってくれたほうが私は嬉しいです。

至さんが最後泣いたところ熱かったですねー。やっぱり一番泣きそうにない人が泣くのはすごくいい。ゲームに熱くなれるんだからほかのことにも熱くなれるのは自明でしたね。

咲也くんは今後絶対才能が花開くと思います!!頑張ってほしいですね!!絶対いけるよ君は!!

 

 

夏組  克服のSummer

夏組も王道でしたが春組よりも若干メンバーのキャラが濃くなり、各方面に尖った5人が最後に一つになるのは見ていてとても楽しかったです。個人的に一番好きかもしれない。メンバー全員我が強いので、掛け合いが一番面白く感じました。コメディ色が強い初代夏組らしい面子なのかもしれません。春夏秋冬のなかで唯一「俺が主役やります!」と全員が言った夏組、積極性が高くて好感が持てます。

天馬くんは俺様キャラで、既にTVドラマなので役者をしていて演技力が頭一つどころか三つぐらい抜けてましたが、リーダーをすることによってメンバーとの協調を学び、更にいい方向に成長しました。友達ができてよかったな天馬・・・・・・という一言に尽きます。

そんな天馬とよく言い争いになる女装男子(?のカテゴリに一応なるのかな?)の幸くん、すごいスパッとしていて好きです。自分の意見をしっかり持っている中学生、なんて頼もしいんだ・・・。あの格好をしてるのは、たぶん普通にその服が好きだからなんでしょうね。本人は男らしい性格なんですけど、幸くんを知らない人にはそれは分からないわけで、そのギャップに苦しんでるみたいでした。中学生だもんな、周りのこと気にしてしまうよな・・・。本当は周りも自分も気にする必要はないんだけどなーと私は思います(個人的な意見)。

我が強いといってもネガティブ発言が濃い椋くん、もっと自信もってほしいです。ネガティブ発言はだいぶ卑屈なこと言っているけど、主役やりたい!とおずおずとでも手を挙げられる強い心があるので彼はあれでいいと思います。もうちょっと自信もてれば更にかっこよくなれそうです。あと椋くんその妄想力すごいね、カオスシリーズに出ない?

一見すると典型的なチャラ男ですが根はとてもいい人の一成、周りに合わせるだけでなく自分の意見も言えるようになって本当によかったです。頭がいいのでもっと意見を今後も出してほしいですね。友達ができてよかったなの第二号。

さんかく星人三角。私にも分からん。実は宇宙人なのでは?と思うぐらい分からない・・・。でも、言葉を交わせて仲間想いだからこれからも大丈夫でしょう。ほかの有識者に任せます。

 

 

秋組  バッドボーイポートレート

急に作風変わった?と考えてしまった突然のモノローグに驚きましたが、最終的にとても面白かったです。先ほど夏組が一番好きだと言いましたが、秋組は一番私の趣味にあってました。

夏組は違う方向に尖った5人の話でしたが、秋組は同じ方向に尖ったバッドボーイ達がお互いをライバル視しながら進んでいく話でしたね。GOD座の暗躍具合にも実家のような安心感を覚えました。私の専修、ダンガンロンパとかそのあたりなので・・・。

話の中で出てくるポートレートをうまく生かした話の構成で、今までにない話の進み方でした。違うタイプのヤンキーが4人(そのうち1人はヤのつく左京さん)とヤンキーっぽい格好をしているけどヤンキーではなさそうな太一くんがそれぞれ「人生最大の後悔」をテーマにしたポートレートが間に挟まっていて、芝居を絡めつつ自分を最大限出せていてとてもよかったです。その過程で犬猿の仲だった万里と十座くんが唯一無二のライバルになっていってて、私の趣味でした。最後のハイタッチでスラムダンクのあのシーンが頭をよぎりました。万里くんが最初に登場したときより遥かに楽しそうにしていてほっこりしました。

カレー天国無限地獄だった寮食を見事に救った臣くん、思いの外暗めの過去がありましたが、そのあたり吹っ切れたみたいでよかったです。ただもうちょっとその友達のこと掘り下げてほしかった気持ちはあります。秋組の良心です。

満を持して入団した左京さん、このメンバーのまとめ役として一番適していましたね。バッドボーイにはバッドボーイ(?)です。経営面を実質1人で担っていた監督を支えてくれる優しい人でした。やっぱりツンデレじゃないですか!ツンデレというよりクーデレですかね?

太一くん、性格の造形がとても好きです。悲しいですが絶対に特別な存在にはなれないタイプですかね(違ったらごめんなさい)。それでも自分を特別に見てほしかったからあの長髪の人に付け込まれてしまうんですが、特別じゃなくても自分をしっかり見てくれる仲間ができたから少し安心しました。よかったな太一くん・・・。モテたいという欲求も自分を見てほしいからですかね。妨害方法がこぢんまりしたものだったので優しい子だなと思いました。そのこぢんまりした妨害で恐らく一番傷つけたくなかった幸くんに一番被害がいったのは悲しいですが・・・。とにかく彼に居場所ができてよかったです。似たような拗らせ方したキャラが相当酷いことになったのを別作品でみたので余計そう思います。

GOD座の妨害は、やろうと思えばもっとえげつない方法はあったのに全部カンパニー内で完結する妨害しかしてこなかったので、あれは小手調べ程度のつもりなのかもしれませんね。もっと手段を選ばないタイプの人員、絶対いたと思うんですけどそういう人じゃなくて、泣き寝入りしそうな太一くんを選んだのは性格悪いなーと思いました。切り捨てる気満々の選択でしたね。そういうのに慣れ親しんでいるのでこの展開に実家のような安心感を覚えました。

 

冬組  もう一度ここから

第一部の総まとめのようなお話でした。冬組は芝居経験がある人物が多く、年齢層が高いので落ち着いた雰囲気がありました。そして年齢が高いため、MANNKAIカンパニーに来るまでにできた問題が若いひとより多めに積まれていました。更に冬組はGOD座とのタイマンACTというほかの組より高めの目標がありました。これら要因が重なってか、組内で芝居を詰めるシーンなどはほかの組より少なめで、個人的にちょっと物足りなかったです。経験のある2人はそれでいいんですが、ほかの3人は筋がいい未経験なわけで、そういう人物も今までの話でしごかれたので今回もあると考えていたんですよね。あっさりOK貰えててちょっとびっくりしました。あと今回はやることが多くて時間がなかったのか、人間関係を深めるシーンがほとん七不思議だったのも私には微妙でした。この作品では、かけがえのない人間関係はよくわからない超常現象じゃなくて自分たちで勝ち取ってほしいかったです。特に誉さん。元々超常現象出まくる世界観の作品なら全然気にしないですし、サブストーリーで七不思議がいっぱい出てきたら恐らく微妙だとは考えなかったんですが、まあこれは私の好みの話ですね。でも最後の方で七不思議を使わないで自分の意思を伝えるシーンあったのでそこはとてもよかったです!

紬さんは、椋くんとは違うタイプの控えめな人でした。実力はあるのにないと思っているタイプというか・・・。彼は丞さんとの絆が一番のメインイベントでしたが、最後に適切なコミュニケーションとれてよかったです。たぶんGOD座を落とされたときに言われた言葉は、他で使われないように無駄に心を折ろうとしてきただけだと思います。GOD座は繊細な演技を必要としてないだけですよ、恐らく、メイビー。ストイックなところもとてもいいですね。

丞さんは、ああ、喧嘩して時間経ちすぎて素直になれないタイプかな、というのが最初の印象でしたが、八割方あってましたね。最後に直接自分の気持ちを伝えることができたので、ほっとしました。最初の仲直りは時間必要だからタイムリープだったんでしょうね・・・。

東さんはもっと自分の気持ち言えばいいと思います!言わないと伝わらないので!口に出して!監督だけじゃなくて組のメンバーにも伝えよう!

誉さんは、人の気持ちが分からないという悩みはいいんですが、ルーペで解決するのはちょっとどうかと思いました。これがあれば今度こそじゃないんですよ。タイマンACT中に監督が「誰よりも皆の気持ちをわかってた」って考えてたんですけど、それルーペで見てただけですからね!そのあたりの認識の齟齬が怖い!というか誉さんは気持ちを理解しようとする努力を欠いていただけにみえたので、人の気持ちは頑張ればわかるんじゃないですかね。最後ルーペを捨ててくれてよかったです。一生封印してほしい。誉さんは公演大成功して嬉し泣きできる心があるので、大丈夫だと思います。人の気持ちが分かってないだけで、人の心がないわけではないので、いつか分かりあえます。

密さん、まだ分からない第三号。どこの国のスパイだったんです?とりあえず、彼が安心して眠れる場所ができてよかったと思います。

冬組の公演も終えて、タイマンACTで僅差での勝利を収め、借金も完済して、ようやくMANNKAIカンパニーはゼロ以下のマイナスからゼロより少し上のプラスに立つことができました。本当にもう一度ここから始めるお話ですね。

 

総括(ネタバレなし)

MANNKAIカンパニーは物語開始時、舞台の維持すらできない、基礎すらガタガタの崩壊寸前で上を目指すためのスタートにすら立てない状況だったので、それを立て直す第一部でした。いきなり一番上を目指すような余裕がない分、劇団員の一人ひとりのある程度の掘り下げと、劇団内の人間関係を固める展開が多めでした。なので、第一部は一番下の大きな土台のような、ものすごく丁寧なプロローグだと感じました。これから一番上を目指していくんでしょう。キャラクター全員の芝居をする理由が丁寧に描かれていたので(何人かはは二部に持ち越しですが)、応援したくなるつくりでした。本番は恐らく二部からじゃないかなと思います。どんな話になるのか楽しみです!

 

本格演技指導ストーリーというよりは、青春に重きを置いたお話なので、メンバー同士仲良くしているストーリーがみたい!という人向けです。闇落ちとかそういうのは今のところ全然ないので安心してください。というか、たぶんめちゃくちゃ重たい話にはならないと思います。たぶん(逃げ道を残しておく)。

 

 

若者が一つの物事に打ち込んで友情を育む話が読みたい人は是非、A3!をダウンロードしてみて下さい。

 

 

 

 

 

『俺達の世界わ終わっている。』七罪END感想

ノベルゲー欲が満たされてなかったから勢いで購入したゲームなんですが、欲がしっかり満たされました。面白かったよ…ありがとう…。

 

今回は、『俺達の世界わ終わっている。』
というノベルゲームの七罪ENDが終わったのでそのネタバレ感想を書いていきます。とても面白かったので一度、頭の中を整理したいので。もともとそのために作ったブログだし…。書きたいことを気分と勢いで書くので怪文書になりそうです。

 

 シナリオ、とても面白かったです。そこそこ楽しめたらいいなーと思いながら買ったので予想外でした。基本的にジャッジメント7の皆のぐだぐだとした日常に彼らが開発した拡張ゴーグルを使って行ける「新世界」という仮想現実世界での非日常寄りの日常話がある、と言った感じ。仮想空間での生活は非日常っぽくはあるんですけど、ジャッジメント7の皆がかなり独特でマイペースなので、あまり非日常という感じはしないです。仮想空間に自分達のゲームキャラが出てくるっていう結構なイベントが、最終的に日常にちょっとしたスパイス程度になってる気がする。結構大事だったはずなのに。すごい。これがジャッジメント7、周りがどんなことになろうと己のペースを崩さず相手を懐柔する……。途中シリアス入ってペースを崩されたりしますが、最後はジャッジメント7らしい、少しぐだった勢いある楽しいエンディングを迎えられてとてもよかったです!楽しかった!

 

⚠︎ネタバレ感想⚠︎

以下ネタバレです。個人的な感想です。クリア後推奨。

 

 

 

 

私途中までイチレイが最後まで残ってしまうのではないか不安だったんですよ。私は、死んでしまった人とはきちんとお別れして退場してもらいたい人なので……。とくにイチレイのような皆に影響力があって、彼女なしでは生きていけないみたいな人が生きている場合は余計に。兄貴は死んだもういない。共依存はダメですちゃんと自立して1人で生きろー!!って言ってしまうタイプなので……。なので途中で「私ここに引越しする」って言い出した時やめろー!結局皆イチレイに頼り切りになって永遠に生きていく未来が見えるからやめろー!!って心の中で言ってた。最終的にはそうならなかったのでよかったです。皆きちんとイチレイとお別れ出来てよかった。イチレイはみんなが知らない内に死んじゃったから、お別れぐらいスッキリしたいよなー。ジャッジメント7の皆はたぶん唐突に死なれて戸惑ったせいであそこまで引きずっちゃったところもあると思うので……ちゃんとお別れ出来てよかった……。あと、イチレイが完璧人間じゃなくて皆と同じただの女の子だったところもよかった。ちゃんと人間でした。好きです。好きなキャラに挙げたいけどネタバレだから言えない系女子が増えてしまったぞ。

ただ七罪はちょっと心配です。七罪END行ったにも関わらず。あの子外殻が強靭そうに見えるだけで中身が弱弱の弱だと思ってるので。お別れのときも「あなたがいないと意味がない」的なことを言ってたので大丈夫かな?ってなりました。零時とくっついても寄りかかり先が零時になるだけで七罪さんは1人で生きていけないんじゃないかと心配です。ずっと一緒なんか幻想だからね。どっかで必ず1人になるからね。七罪さんは今回の話で人に心を開くことを覚えたけど、孤独と自立は違うということは分かってないかな〜と勝手に思ってます。ジャッジメント7という会社はダメ人間を受け入れてくれる優しい場所で、ああいった場所が救いになることは分かります。すごい分かる。けどだからといって変わらずにい続けるのはダメなのかなーと混沌世界で考えました。でも七罪さん、いい方向に変わったと思うのでこれからは1人で立てるダメ人間になってほしいですね!(?)

 

                                     

 

 

 

 

この後ユウノルート目指します。天然世界のユウノさんツボだったので絶対行く。断固たる決意。